こんにちは。行政書士試験対策専門スクール ステップアップファースト 代表の清水一嵩です。

 

本日、ホームページの記載に関して、「H25の問4は憲法では?」というご連絡をいただきました。

該当ページのURLがありませんでしたので、調べてみたところ、おそらく「過去問の解説」ページの平成30年度、問題27、選択肢5の記載に関するものだと思います。

 

問題27は、民法の問題ですが、その解説の中で<H25、問4、肢3>という記載があるので、この部分についてのご連絡だと思います。

この記載は、平成25年度の問題4、選択肢3で出題された内容からの再出題、という意味です。

 

たしかに、民法の問題で「憲法の問題からの再出題」という記載があるのは不思議かもしれませんが、この記載は誤字ではありません。

同じ判例が、平成25年度の憲法の問題で出題されているので、こう記載しています。

 

この判例は、「最判昭56.3.24」のものです。

「日産自動車事件」として有名な判例です。

 

判例の詳細については、この記事では触れませんが、この判例では、憲法と民法の両方が関係しています。

裁判所ホームページの「裁判例情報」を見ると、そのことが良くわかります。

最判昭56.3.24(裁判所ホームページへ)

 

この判例の裁判例情報の「参照条文」という欄を見ると、「憲法14条1項,民法1条ノ2,民法90条,労働基準法第1章総則」とあります。

なので、この裁判では、憲法と民法の両方が関係していることがわかります。

判例によっては、このように複数の法律が関係することもある点は、おさえておくと何かの役に立つかもしれません。

 

今回は、ホームページに掲載されている過去問の解説(平成30年度、問題27、選択肢5)の記載についてお話をさせていただきました。

いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

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