こんにちは。行政書士試験対策専門スクール ステップアップファースト 代表の清水一嵩です。

 

令和元年度(2019年)行政書士試験の解説を作りながら感じた点を、振り返っていきたいと思います。

今回は、「憲法」(問題3~7)です。

 

令和元年度の憲法は、例年通り、問題3~問題7の合計5問が出題されました。

5問すべて、5個の選択肢の中から、妥当(妥当でない)選択肢を選ぶ、純粋な5択問題でした。

 

今回は、選択肢25個のうち、21個の選択肢が判例の内容でした。

行政書士試験の問題は、「条文」「判例」「その他」の内容が出題されますが、今回は例年に比べて、判例の割合が大きかったです。

 

21個の選択肢のうち、過去問から再出題された判例の内容は3個、初出題の判例の内容は18個と、ほとんどが初出題の内容でした。

この18個の中には、判例自体は過去問で出題されたことがあるけど、出題された判例の箇所がこれまでと違っていた、というものもありました。

また、21個の選択肢のうち、昭和の判例が5個、平成の判例が16個でしたので、平成の判例から多く出題されました。

 

一方、今回は、憲法の条文の知識を問う問題はありませんでした。

選択肢の一部で、憲法の条文を使った問題はありましたが、条文を知っていれば正解できた問題はなかったので、今回の憲法は難しかったです。

 

令和2年度の行政書士試験に向けては、今回のように判例の割合が大きくなるのか、それとも条文の問題が復活するのか、がポイントになりますが、条文の問題が復活したとしても、5問中3~4問は判例から出題される可能性が高いので、憲法は判例を中心に取り組む、という点はこれまで通りといえます。

 

今回は、令和元年度の行政書士試験、憲法の振り返りについてお話をさせていただきました。

いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

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