こんにちは。行政書士試験対策専門スクール ステップアップファースト 代表の清水一嵩です。

 

今回は「過去問題集の改題」について解説していきます。

 

改題とは、本試験で出題された当時の問題から、内容を変更することをいいます。

改題した問題は、「問題11改題」のように記載されます。

 

たとえば、法律が改正されて、本試験で出題された当時は存在した条文が、現在は削除されている、ということがあります。

 

そうすると、問題によっては次のようなことが起こります。

(次のうち誤っているものはどれか、という問題だとします)

 

<本試験で出題された当時の各選択肢の正誤>

1 正

2 正

3 正

4 誤(正解の選択肢)

5 正

 

この問題の選択肢5で出題された条文が、法改正で削除された場合、本試験で出題された当時の内容のままだと、次のようになることがあります。

 

<法改正後の各選択肢の正誤>

1 正

2 正

3 正

4 誤(正解の選択肢)

5 誤(法改正の結果、正⇒誤に変化して、正解の選択肢になる)

 

こうなると、「誤」の選択肢が2つあるので、正解が2つになってしまいます。

そういった場合に、選択肢5の内容を次のように変更(改題)して、正解が1つになるように調整することがあります。

 

<改題後の各選択肢の正誤>

1 正

2 正

3 正

4 誤(正解の選択肢)

5 正(改題の結果、誤⇒正に変化)

 

改題の内容は、過去問題集を出版しているスクール、ホームページで過去問を掲載しているスクールによって違うことが多いです。

そのため、問題に「改題」とある場合は、同じ問題集や同じサイトの解説でないと、つじつまが合わないことがあります。

 

ステップアップファーストのホームページでも、過去問の解説を掲載していますが、行政書士試験研究センターが作成した公式の問題について解説しています。

(本試験の出題当時の問題です)

 

法改正があった場合は、それを踏まえて解説の内容を変更していますが、お手元にある過去問題集で「改題」された問題とは、解説している問題の内容が異なる場合がある点を、ご了承いただけると幸いです。

 

今回は、過去問題集の「改題」についてお話をさせていただきました。

いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

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