こんにちは。行政書士試験対策専門スクール ステップアップファースト 代表の清水一嵩です。

 

行政書士通学講座(個別指導)の受講者から、次のような質問をいただきました。

「過去問の平成22年度、問題28の選択肢3と選択肢4の違い、時効中断の絶対効と相対効の違いは何でしょうか?」

 

そこで、今回は「地役権の時効中断」について解説していきます。

 

過去問の平成22年度、問題28の選択肢3と選択肢4は、どちらも地役権(通行地役権)についての文章ですが、この2つの選択肢の違いは「取得時効の中断と消滅時効の中断の違い」です。

地役権の時効は「取得しやすく、消滅しにくい」というイメージです。

 

選択肢3は、消滅時効の話なので「消滅しにくい」ようになっています。

なので、共有者の誰か一人の消滅時効が中断したら、他の共有者の消滅時効も中断することにして、地役権を時効で消滅しづらくしています。

 

一方、選択肢4は、取得時効の話なので「取得しやすい」ようになっています。

なので、共有者の誰か一人の取得時効が中断しても、他の共有者の取得時効は中断しないようにして、地役権を時効で取得しやすくしています。

 

今回は、地役権の時効中断についてお話をさせていただきました。

いつも本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

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