こんにちは。行政書士試験対策専門スクール ステップアップファースト 代表の清水一嵩です。
行政書士通学講座(個別指導)の受講者から、次のような質問をいただきました。
「直前期(10月以降)に気をつけることはありますか?」
そこで、今回は「行政書士試験の直前期(10月以降)に気をつける2つのこと」について解説していきます。
行政書士試験の直前期(10月以降)に気をつけることは、2つあります。
1.新しいことはやらない
2.知識の精度を高める
ひとつずつ解説していきます。
1.新しいことはやらない
10月以降は、新しい問題集や新しい模試など、新しいことに取り組むのは避けることをおすすめします。
この時期に新しいことを始めるのは、メリットよりもデメリットの方が大きくなるからです。
新しいことに取り組むと「新しい知識」が出てきます。
新しい問題集や新しい模試を解けば、そこにはこれまで勉強したことのない内容が必ずあります。
新しい知識を増やすことは、普通ならメリットになりますが、直前期では、デメリットになります。
具体的なデメリットとしては、新しい知識が出てきても、その知識をしっかりと身につけるのに必要な時間的余裕がないので、結果的に中途半端な知識が増えてしまう可能性があります。
中途半端な知識は、問題を解くときの妨げになるだけなので、百害あって一利なしです。
公開模試によっては、10月になってから行われるものもありますので、絶対に新しいことに取り組んではいけないわけではありませんが、10月はまとめの時期と考えて、今まで勉強してきた内容の総復習をする時期にする方が、結果的に得点が伸びることが多いです。
2.知識の精度を高める
これは、前に述べた「新しいことはやらない」の逆の話です。
10月以降は、新しいことはやらずに、これまでに勉強した内容が本試験で出題されたら、確実に正解できるように知識の精度を高めることが大切です。
言い換えると、新しい知識を増やすのではなく、今ある知識をより強化していく、というイメージです。
テキストや過去問、模試など、これまでに勉強した内容の総復習を行って、これまでに勉強した内容が、本当に理解できているかどうかを確認していきます。
前に述べたように「中途半端な知識」では、問題を解くときに迷うだけなので、自信を持って正誤の判断ができるように、あいまいに理解している部分をなくしていきます。
もし、過去問をしばらく解いていない場合は、過去問の復習もしておくことがおすすめです。
行政書士試験では、約30~40%の問題が過去問からの再出題なので、過去問の復習は、直前期には必ず一度は行っておきたいです。
模試についても、一度解いて終わりではなく、模試で出題された内容が本試験で出題された場合に備えて、理解できるまで何度か繰り返し解いておきます。
今回は、行政書士試験の直前期(10月以降)に気をつける2つのことについてお話をさせていただきました。
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